熊本・阿蘇
そろそろ旅をしたいな〜、という思いが募っていた5月頃、
インタネットで阿蘇の外れに大きな巨石、「押戸石」を見つけました。
宇宙を感じさせるような、大きな巨石です。
ようやく行く場所を見つけた嬉しさに、
思い立ったが吉日、すぐに阿蘇行きを調べ始めました。
けれどもなぜかとっても行きたい気持と、
いざ日取りを決めようとすると躊躇する気持が出てきてしまい、かなり葛藤しました。
それでも計画をたてはじめてから1ケ月半後、
ようやく旅立つことができました。
阿蘇駅からバスでいけるところです。 まぁるい、緑の可愛い山が見えてきました。 その美しい山肌が近づいてくると、何かせまるものがありました。 おなかから、こみあげてくるものがありました。 ”私が、あなたを呼びました” そんな声が聞こえてきたような気がした。 そして私の中から、”阿蘇に来れて良かった”、そんな思いがわきあがってきました。 |
山に囲まれた湖畔はのんびりとして、心地よい空気が広がっています。 しばらくのんびりしました。 さて先ほどのまぁるいお山を眺めていたら、そこに登りたくなってきました。 その山は「杵島岳」、ここから40分くらいで登れるようです。 登山道の近くまで行ってみると、コンクリートで整備されていて、迷う心配もなさそうです。 ためしに登り始めると、階段の道がどこまでも続きます。 登っている人は誰もいません。 途中少しずつ霧が出始め、雨もパラパラ降ってきて、その日は引き返しました。 ”また来よう”と思いながら。 |
翌日はタクシーで「押戸石」へ。 途中、「大観望」にも寄って、絶景も見ることができました。 押戸石へは、砂利道に入ったところで車を止め、運転手さんと一緒に歩いて山を登りました。 山道はめったに人が来ないような、ひっそりとして、「聖なる」雰囲気が漂っていました。 登りつめると巨石たちが平原を見下ろすように、存在していました。迫力でした。 ドラムを鳴らし、歌いました。けれどもランチを食べてやすんでいると、雨が降ってきました。 カミナリも鳴っています。車まで引き揚げた頃には、ドシャ降りになっていました。 |
そのままタクシーで北上し、鍋ケ滝へ。 ここは気持良かった〜。着く頃には雨も止んで、迫力の滝を見れました。 流れる水は気持いい。 洗い流されるよう。 |
鍋ケ滝の後に、タクシーの運転手さんにお願いして行ってもらいました。 ここはネットで縁結びの稲荷神社と書いてあって、「ぜひ行かなきゃ」と思ってまして。(笑) けれど行ってみると、普段はほとんど人が行かないらしく、細い道を、地元の人に聞きながら、迷いながら、ようやくたどり着きました。 道も細く、高原の上にポツン。。とあります。押戸石といい、この神社といい、あまり人が行かないところばかり、行きにくいところを何とか行ってくださったタクシーの大野さんには、大感謝でした。 この日は温泉街に一泊。 |
ここも気持よかった〜。 どこまでもきれいで激しい滝がいくつもあり、阿蘇の平原には見られない樹木が生い茂っていて、なんだかほっとしました。 木々と水に癒されました。 |
といっても山登りではなく、根子岳の見える公園に来て、のんびり。 根子岳を見ながら、近くの温泉にも入りました。 帰りは、大雨に降られました。 電車も止まってしまいました。 浄化の雨かな〜と思いつつ、明日で帰るのに、なんでこんなにスッキリしない気持なんだろう〜と、なんだか不安になりました。 |
神社をお参りして帰ろうか、そんな思いで駅前でタクシーに乗りました。 行き先は「国造神社」、荘厳な雰囲気でした。 。。。が、私は、ソワソワ、気持が落ち着きませんでした。 初日に気になって、途中までで帰ってきた「杵島岳」、 もう一度登ろう、と思いながら、何となくそのままになっていました。 「やっぱり、気になる」 タクシーの窓から杵島岳を見たとき、それは確信に変わり、急遽タクシーの運転手さんに、草千里に向かってもらいました。 |
登山道に到着すると、どんどん、ひたすら、登ります。 階段の道、もう疲れたなんて言ってられません。 ここまで気になったら、登って帰らなければ。 |
頂上は、阿蘇によく見られる、平原の風景が広がっていました。 むか〜し噴火口だったと思われる、今は緑豊かなまぁるい火口、 そちらのほうまで行ってみました。 そのとき。 私は体がほとんど無条件反射したみたいに、 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!」 と半分叫びながら、歩いてました。 足元のその「場所」に対して、なぜか罪悪感がこみあげていました。 |
更に歩いて溶岩の名残のような場所に出たとき、 大爆発、 私がしたこと。。。 頭で理解しているわけではなかったけれど、「体が」、何かを思い出していました。 私が今回阿蘇に来たのは、ここに来るためだったんだ、とハッキリわかった瞬間でした。 |
さて感情がこみあげてくる中、 見渡すと、その地、周りの岩たちが、応援してくれているようでした。 思い切り、声を出しました。 それは「歌」なんて言えるものではなく(笑)、人様には聞かせられない、叫びのようなもの。 「一人でよかった〜」と思いながら、私はその山の頂上で、何かを吐き出すように、声を出していました。 |
足元には、可愛い花が咲いてた。 「ごめんね〜、こんな声出して」 と思わず謝ってしまいました。 後ろ髪をひかれつつも、杵島岳を後にしたとき、ようやく阿蘇の旅が、完成した気がしました。 初日から気になっていた杵島岳、私は無意識に後回しにしていたようです。 でも。。。最後にいけて良かった〜。ほんとに。 |
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というわけで今回の阿蘇の旅は、セドナや屋久島のようなパワースポットへ行くのとはちょっぴり違った様相でした。 旅はいつも、自分と向き合うことになるけれど、今回は特に、そんな意味が大きかったようです。 肝心なところに行くのを躊躇して、ずいぶんエネルギーの無駄遣い(?)をしてしまったけれど、でも、いけて良かった〜。私を呼んでくれた(?)杵島岳さんありがとう、です。 阿蘇を旅したい方へ 阿蘇は、車運転できる方なら、レンタカーが一番です。 でも私みたいに免許も持ってない方は、電車やバスで回るところと、タクシーにお願いするところと、上手に分けると良いと思います。 自力で(電車やバスで)周ろうとすると、1日に1〜2ケ所が限度かも。(ゆっくり過ごしたい日にはそれも良いものですが) タクシーも、ちょっと遠出する場合は貸し切ってしまったほうが安上がりだったりします。 乗ったときに、周りたいところを話してお値段を確認すると良いですね。 今回周ったところで、誰にでもお薦めのところは ●大観望 阿蘇の絶景が見れます。気持よいです。 ●菊池渓谷 阿蘇の平原風景にちょっぴり飽きてしまったとき、樹木や滝に会いたくなったら、ぜひここへ。 タクシーでないと無理ですが、遊歩道はわかりやすくて、人もたくさん入っているので、ひとりでも歩けます。 水がきれいで、足をつけたらとっても冷たいのに、後ポカポカしてきたのが不思議でした。 ●草千里 ここは阿蘇駅からバスで行けます。のんびりしたり、お馬さんに乗っても良いかも。 ●黒川温泉 温泉街をそぞろ歩きたくなったらこちらへ。私は押戸石を見に行って、そのままタクシーで回ってもらいましたが、阿蘇駅からバスも出ています。一泊するのもお薦め。 ●鍋ケ滝 黒川温泉のほうに行く途中にあります。迫力の滝。気持良いです。 ★押戸石 興味のある方向け。岩のスピリチャルパワーを感じたい方には良いでしょう。 行きづらいですが。タクシーの運転手さんも知らない人のほうが多いので、南小国の観光協会で地図をFAXで送ってもらっておくと良いです。(押戸石は、南小国の市原エリアにあります) 南小国の観光協会 ★その他お薦め★ 大野個人タクシー 熊本観光で一番安いのではないかと思います。安心で、誠実な運転手さんです。 阿蘇プリンスホテルレディスプランなら二食付きで1万円。(今だけ?) やっぱり大きなホテルは快適です。食事もおいしくて、お風呂も源泉のいいお湯でした。駅から車でないと無理ですが、事前予約すれば朝駅までは送ってくれます。阿蘇に行くならまたここに泊まりたいです。 阿蘇どまんなか局 九州産業交通バス |